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2009.08.06 (Thu)

放射線試験

昨日から出張で、都立産業技術センターというところに行っていました。
次の小型衛星に使用するデバイスの放射線試験を行うためです。

DSC_0074.jpg
都立産業技術センター@駒沢

衛星や宇宙ステーションなどの宇宙機は、常に放射線に晒されています。
殆どが太陽や地球に補足された陽子線や電子線で、
たまにエネルギーの大きい銀河放射線なんかが飛んできます。
地上へは、厚い大気や磁場に守られているため、殆ど到達しません。

電子回路がこの放射線に晒されるとさまざまな異常が起こります。
ですから、数年~数十年以上宇宙空間で使用される人工衛星には、
特別放射線に強いデバイスが必要になります。
これが衛星の値段が高くなってしまう原因の一つでもあるのですが・・・
(耐放射線の部品は、値段がアホみたいに高いのです)
小型衛星ではそんなに高い部品をつかえないので、
市販品を買ってきてそれを今回みたいに放射線に当ててみて、
使えるかどうか判断しています。
ちなみに新しいものは地上ではすばらしい性能なのですが、
回路が高密度な分放射線には弱いことが多いです。

電子部品が放射線にあたって起こる現象は、大きく分けて2つあります。
SEE(Single Event Effect)は放射線が入射したときに起こる回路の誤動作や
故障が発生する現象で、確率的に起こります。
TID(Total Ionizing Dose)は、放射線に照射されるにつれて
段々劣化していく現象です。
今回は後者のTIDを評価する試験です。

宇宙空間で主にあたる放射線は上にあるとおり陽子線や電子線なのですが、
TID試験では主にガンマ線を照射します。
ガンマ線は透過力が大きいため、
均一に照射されるので評価するのに都合がいいのです。

このあたりも勉強するとものすごく複雑で興味深いです。

さきほど無事に照射して帰ってきたところです。
このデータの評価が、また難しいんだよなぁ。

DSC_0068.jpg
お昼に食べた一風堂の白丸♪
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